クレジットカードの選び方
目次
- 1 複数のカードを使い分け、お得度を高める
- 2 カード選びの基本ポイント
- 3 カードは何枚持ちが正解?
- 4 提携カードとは?
- 5 お得重視のカード選びの仕方
- 6 還元率以外を重視してもOK
- 7 入会審査
- 8 入会キャンペーン
お得なクレジットカードを選ぶには、まず比較基準を知る必要がある。
最強のカードは使う場面や使い方によって異なり、
いかにライフスタイルに適したカードを手に入れるかが重要となる。
様々なカードの中から、自分に合った最強カードの組合せを見つけ出そう。
1 複数のカードを使い分け、お得度を高める
現在、国内では1,000種類以上のクレジットカードが発行されており、
それぞれに異なる特徴がある。
中にはそれほど突出した面のないカードもあるが、
逆にすべての場面で一番になれる完璧なカードも存在しない。
お得度を高めるためには、複数枚のカードを持ち、状況に応じて使い分けるのが良い。
ただし、カードをどんどん増やしすぎてしまうと、年会費がかさんだり、
ポイントを貯めきる前に有効期限が切れてしまったりすることもあるため、
使いこなせる枚数の限界も把握する必要がある。
どこで使うか、あるいはどの程度の金額を使うかなど、
ライフスタイルを踏まえた上で最適なカードの組合せを見つける事が、
カード選びの重要な点となる。
あまり厳密に考え過ぎると、ポイントだけににとらわれ過ぎてしまう事もあるので、
還元率だけにこだわらず、ポイントの使いやすさをはじめ、
いかにストレスなく利用できるかも意識してカードを選ぶのが良い。
2 カード選びの基本ポイント
○還元率とは?
「獲得したポイント数を円換算し、利用した金額で割った率」のことで、
カード選びの際に重要な要素となる。
例えば、100円利用につき1円相当のポイントが貯まるカードなら還元率は1%。
199円の利用では端数が切り捨てになるため約0.5%になる。
○年間利用額
クレジットカードは、年間利用額に応じてボーナスポイントが発生したり、
年会費が無料になったり、優遇を受けられる場合が多い。
これを想定しておくことで、実際にカードを利用した際の還元率が想定しやすくなる。
日々の支払いをできるだけカード払いにして利用額を上げるのが良い。
○ポイント
いくらポイントを貯めても、使い道がなければ意味がない。
カードを選ぶときは、貯めたポイントの使い道を考えるのが良い。
キャッシュバックや電子マネーのポイントなど、現金に近い使い方ができ、
有効期限が長いものが理想。使い方次第で大きく価値がアップする航空マイルも人気。
○優待店/特約店
特定の店を利用することで割引を受けられたり、ポイント付与率がアップする場合がある。
普段から利用している店で優待を受けられるカードがあるなら、
その店での支払い専用としてカードを作るのもあり。
但し、年会費が必要なカードの場合は、元が取れるか計算する。
3 カードは何枚持ちが正解?
管理が面倒で1枚に絞りたいこともあるが、
たとえ使わないとしても2枚目のカードは作っておくのが良い。
決済に使う磁気部分が壊れたり、紛失・盗難・不正利用などの
被害に遭ったりした場合、使えるカードがなくなってしまう為。
また、異なる国際ブランドのカードを持つことも大切。
特に海外の小都市では、VisaかMasterCardにしか対応していない店も多い。
どちらか1ブランドは常に持っておくのが良い。
4 提携カードとは?
カード会社が様々な分野の企業と提携して発行しているクレジットカードのこと。
提携先企業やその系列店で利用すると、通常よりも優待を受けられる。
但し、カード利用で貯まったポイントが、その企業でしか使えない場合もあるため、申し込む前にポイント制度の確認は必須。
一方で、カード会社が単独で発行しているスタンダードなカードは「プロパーカード」と呼ばれ、サービス内容のバランスの良さが特徴となっている。
5 お得重視のカード選びの仕方
○メインカード
・ポイントの使い道に困らない
・還元率が高い
・年会費が安い
が三大条件。
還元率の計算は、年会費も含めて考えるべきだが、年間利用額に応じて変動する場合もあるので、
事前に利用額を想定する事が大切。
上の3つの条件を総合的に捉えて検討するのが良い。
↓↓必要に応じてカードを追加↓↓
○サブカード:よく使う店用のカード
特定の状況でボーナスポイントや割引が受けられ、
メインカードよりも高い還元率で使えるカード。
できるだけ利用金額や利用頻度の高い利用先で探すと良い。
年会費の有無、ポイントを有効期限内に使い切れるかも踏まえて選ぶ必要がある。
○サブカード:足りない機能を補うカード
・電子マネーのチャージでポイントを貯められるカード
・旅行傷害保険や買物保険が利用できるカード
他にも
・空港ラウンジ
・ロードサービス
・医療相談ダイヤル
など、こうした機能がメインカードにない場合、必要に応じて追加していくと良い。
6 還元率以外を重視してもOK
○付帯サービス重視
クレジットカードにはポイント還元だけでなく、
日常や行動サポートする様々な機能が付いている。
特にゴールドカードやプラチナカードでは、より上質な生活を送ったり、
旅行などをサポートするためのサービスや優待が充実。
そのようなサービスを、年会費を払って手に入れるという考え方もある。
○デザインを重視
各カード会社で様々なデザインのカードがあるので、
好きなデザインでカードを選ぶのも良い。
近年は黒をベースとしたシンプルなデザインが人気の傾向があるが、
アニメ/ゲーム系カードや、趣味に関連するカードなど、
個性的なデザインのカードも多数存在する。
7 入会審査
クレジットカードには入会審査があり、必ずしも誰でも会員になれるわけではない。
また、審査を無事にクリアしても、カードが到着するまでに時間がかかる
(大凡1~2週間程度)。
ただしもっと早いものや、逆に1カ月近く待つ場合もあるので、
利用したい時期があるなら、申込みは早めに行う必要がある。
なお、カードによっては、申込み店舗のみで利用できる
仮カードを即日発行できる場合もある。
8 入会キャンペーン
通常のポイント還元とは別に、入会キャンペーンで
ポイント付与やキャッシュバックが行われているカードも多い。
例えば、1万円分のポイントがもらえるキャンペーン中の還元率0.5%のカードと、
キャンペーンの無い還元率1%のカードなら、
200万円利用してようやく同じポイント数になる。
短期的な目線で考えるなら、還元率よりキャンペーンを重視して選んでも良い。